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地球(テラ)の海の底Blog

地球の底でブルー愛を叫ぶブログ

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「碧の輝き」(3)【キスブルパラレル】

連日の暑さに食欲がわきません。スイカばっかり食べてる・・・(笑)

さて、何かのブログで「男性の4つの元型」とかいうのを見ました。
ユング心理学からの考え方で、以前にも本でちらっと見たことがありましたが、
ブルーに当てはまってるので上げておきます。

● 戦士
文字通り「ソルジャー」としてのブルーが上げられます。
基本的には、男性的なエネルギーで、闘うだけではなく、勇気、勇敢などの要素を指すそうです。
自分の身体を顧みず、ジョミーを助けに行った「勇気」に惚れてメロメロになった乙女?も多いはず。

●恋人
女性的なエネルギーで、人を愛し、いつくしむ要素です。
もちろんフィシスとの関係もそうだし、ジョミーにも愛情を注ぐからこそ
次期ソルジャーに選び、先を心配する様子がうかがえるし、長老仲間たち、
そしてミュウ全体を包み込む優しさを持ってるブルーにふさわしいです。
それが「ハッテン」して「愛される」ブルーと解釈ができいろんな人と「関係」が囁かれるのかもしれません。

●魔法使い
ミュウの設定でいえば超能力、かもしれませんがそういう意味の「魔法」ではなく、
これは知略に長けた頭を使うことの象徴だそうです。
ブルーはとても冷静で理知的な印象があります。
さまざまな戦略を通じてミュウの仲間を守って来た「狡猾」な印象もあります。

●王様
Soldier=King と置き換えたいほど「地球へ」の中のソルジャーは「王様」のようです。
ここでの「王様」は単なる君主としてだけでなく、共同体の理念や進路を定める立場を言います。
「地球」政府に挑み、その成人検査の是非を問え、と説くブルーはまさしく「王様」です。
そして、全体を統括し、調和を持たせる役割もあります。
「地球へ」の主人公はジョミーですが、ブルーが「背景」にいるからゆるぎない芯(シン)があるように思います。

さて、キースやジョミーもこの元型にかなってるでしょうか。

パラレル、あんまりすすんでませんがドウゾ。



「碧の輝き」(3)

 


キースはブルーの顎を力を入れてつかみ、さらに上を向かせた。
腰を抱き、身体を密着させる。

「俺が『人でなし』なら、おまえは『赤い瞳の化け物』だ。」

ブルーの視線がさらにきつくなった。
キースはブルーの性器を服の上から握りこみ、揉んだ。
抱きこんだまま、机に背を向けて押しつけ、逃げ場をなくす。
ブルーの瞳が閉じられる。弾む息を必死におさえるブルーの額に汗がにじんだ。

「その、人でなしに夜毎抱かれて、よがり声を上げていたのは誰だ」

さらにキースはブルーの感じる鈴口に親指をいれる。
布の感触と指の感触がむずがゆく、足が震えてくる。

「昼間から・・・・・抱く趣味はないときいた・・・・」

「ああ、そうだったな。ここは執務室だ。今は抱かない。
いや、抱いてやらん。」

キースはブルーの身体を煽るだけ煽って突き放した。
ブルーがバランスをくずし、机にもたれかかる。
机の上の地図が床に落ちた。

「僕を・・・・殺せばいい・・・・・アルタミラの王子など・・・・邪魔なだけだろう・・・?」

「いや、おまえは殺さん。死にたくても死なせてやらん。
シンにも渡さん。」

キースは冷たく笑った。

「おまえは今日からこの王宮にいろ。
俺のために『表』で働け。」

「やめてほしいな」

「ほう・・・・なぜだ。
『出世』なのだぞ。ここで働くということは。
後宮で女のように抱かれる方がいいというのか。」

「こんな『表』にでてきたら・・・・
僕に不満を持っている者に殺されてしまう。
女の嫉妬なんてかわいいものだ。爪でひっかくぐらいで済む。
でも男の嫉妬はすさまじい。
剣で切り裂かれてしまう。命がいくつあっても足りない。」

「―セルジュのことか?安心しろ。
俺の部屋にいられるようにしてやる
その瞳では『表』に出るのはつらかろう。」

「僕に何の仕事をさせるつもりだ」

「おまえはいるだけでいい。それが仕事だ」

キースは不思議なことをいった。

「おまえは・・・・・死んだ者だ。だからいないものとして扱う。
記録にもかかん。人数にもかぞえん。」

「だから誰もおまえに手出しできない。『忌むもの』だからな」

「マツカを世話係につけてやる。あいつは口が堅い。
それに・・・・アルタミラの出身だ。親が逃亡兵だ。」

ブルーの瞳が驚きに見開いた。

「わかっていて側近に取り立てた。行くところがないからな。」

「これから軍議がある。
ナスカの敵を徹底的にたたくためにな。」

キースは入り口に向かった。
振り返り、地図を指さして怒鳴る。

「片付けておけ」

キースは部屋をでた。


ブルーは服を整え、床に片膝で坐りなおした。
しばらくキースが触れた部分がうずき、収めるのに苦労した。
これが「慣らされた」ということか。ブルーは唇をかんだ。
床に落ちた地図を拾う。
アルタミラの地図が描かれていた。
赤い印で国名にバツ印が書かれ、「属領」と書きかえられている。

その地図を眺めても、自分がそこにいたという実感がわいてこない。
記憶がないのは3年前。
アルタミラが陥ちた年からだ。
炎の中を走ったような気もする。暑くて川に飛び込んだ。
いや、突き落とされたのか。
具体的なことを思いだそうとすると頭が痛み、進めなかった。

自分は何者なのだろう。
ブルーはいつまでも地図を眺めていた。



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
裏にがっつり行った方がよかったですか??
またそんなシーンもあるかと思います・・・・
正直暑苦しくて書きにくいです(笑)

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女性
職業:
一応カタギ
趣味:
妄想・ブルーお絵描き
自己紹介:
元々原作ファンで竹宮ファン。2007年4月のTVアニメ「地球へ」放映をきっかけに結城版ソルジャー・ブルーの美しさと強さにノックアウトされ、原作でも映画でもやらなかった二次創作にハマり、本を出す泥沼に落ちる。JUNE投稿歴のある腐女子。
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