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地球(テラ)の海の底Blog

地球の底でブルー愛を叫ぶブログ

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「赤の宝玉」(1)【キスブルパラレル】

先が自分にも読めませんがとりあえず出来てるとこまであげます。
大丈夫かな~原稿もあるのに・・・
でも内容的にはどっちもアツアツな二人なんですが・・・(ははは)

 


赤の宝玉(1)


後宮にすごい美人がいる。
その噂は城を超えて、市井にまで広がった。

その美人にキース王太子は夢中だと言う。
この頃足が途絶えた、と「高級宿」の女主人は嘆く。
だが表だって王子が遊んでいるとはいえず、秘かに酒場の片隅で囁くようにひろまった。

「そいつは本当は男だという噂だ」
「ふうん、そいつはおもしろいな」
「宦官じゃないのか」
「さあな、そこまではわからん」
「どうせキース王太子は気まぐれだ。すぐに飽きるさ」
「だろうな」
「一度顔を拝んでみたいものだな、その美人の」
「やめとけ、目がつぶれるぞ」
「なぜだ」
「そいつは目が赤いそうだ。悪魔の目だそうだ」
「おお、それは王太子以外は扱えんな」
「だな」

夜の酒場に流れる噂を耳にしながらセルジュは急いで城に戻った
辺境の警備から戻ったマツカからの報告を携えていた。
彼は怪我を負ったため、伝言を頼んできたのだ。

もう王太子は休んでいるからという警備のものを振り切り、セルジュは後宮に足を向けた。
正直後宮に来るのははばかられたが、どうしても耳に入れなければと思い、
セルジュは思い切って最奥の部屋のカーテンをあけた。

「王太子様、失礼いたします」

むっとするような香の匂いと花の香りがまじり、酔いそうだった。

「どうした、こんな時間に」

キースはカウチに寝そべり、酒を飲んでいた。
キースに酒をついでいたのはあのアルビノの青年、ブルーだった。
女性用のドレスを着、髪に花をかざっている。
今日は紫色の花で、ドレスと同系色だった。
その白い姿はまるで妖精のようだった。
ブルーはセルジュを見ると例の笑顔をみせ、ゆったりと微笑んだ。

「あの・・・人払いを・・・」

「かまわん、こいつは人と思わないで話せ」

キースは酒をあおりながら命令する。
セルジュは気がすすまなかったが、しぶしぶ答えた。

「辺境の・・・ペトセラ砂漠で小競り合いがあり、当方の軍の者が何名か命を落としました」

「被害状況は」

「騎兵が5、徒歩(かち)が10、負傷者5、馬と槍、弓が多数奪われました。
マツカも傷を負いました。今城門の近くの私の家で手当てしています。」

「そうか・・・マツカには後で滋養のある食べ物を届けさせる。
報告ご苦労、下がってよい」

キースはまた酒を飲んだ。
あっさりとした扱いにセルジュは茫然とした。

「キース王太子・・・大丈夫なのですか、そのままで・・・・」

「一個小隊全滅というわけではないだろう。
指揮官は戻っているのだな」

「はい」

「心配ならばそこにあと10騎、増やせ。武器は補充しろ。それでよい」

「でも・・・」

「ペトセラなど、山ばかりでろくなものが採れん。
住んでる連中も追いはぎ上がりばかりの小物だ。捨て置け」

「はあ・・・」

「それよりもナスカの不穏分子はどうなってる。
経済的に困窮してくる時期だから動きはないのか」

「それは・・・まだ報告がありません」

「今の報告とナスカの動きとの関連は」

セルジュは返答に窮した。

「そっちを監視しておけ。それから動いても遅くない」

いいながらキースはブルーの裾を割り、秘所をまさぐった
ブルーは初めは不満そうな表情をみせたが、目を閉じ、上をむいた。
やがて唇が開き、ため息が漏れた
次第にうっとりした顔になった。
セルジュは目をそむけた。
身体の反応を抑えるのに必死だった。

「失礼します」

セルジュは気分がわるくなり、退室した。
香に酔ったのだと思った。

ブルーは身体をまさぐるキースの手をやんわりと遮った。

「生真面目な部下には刺激が強いんじゃないのか」

「いいんだ。こんなところまで来るのが間違っている。追いだしたのだ。」

キースはブルーの性器をもみしだいた。
息をはずませながらブルーは答える。

「こんな時刻まで仕事が追いかけてくるとは・・・・大変だな、王太子殿。」

「部下が無能なだけだ。瑣末なことまで俺に持ち込んでくる。明日でも遅くはない。」

キースは酒をあおるように飲んだ。

「せっかく忘れようと思ったのに」

キースはブルーをカウチに押し倒した。




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キースは仕事に疲れてるようです。
ブルーが癒しになるのかならないのか・・・・・・
じわじわとブルーがキースを虜にすればいいな(^0^)

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女性
職業:
一応カタギ
趣味:
妄想・ブルーお絵描き
自己紹介:
元々原作ファンで竹宮ファン。2007年4月のTVアニメ「地球へ」放映をきっかけに結城版ソルジャー・ブルーの美しさと強さにノックアウトされ、原作でも映画でもやらなかった二次創作にハマり、本を出す泥沼に落ちる。JUNE投稿歴のある腐女子。
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