地球の底でブルー愛を叫ぶブログ
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「赤い宝玉」(6)
リリーはブルーの長衣もたくしあげた。
リリーは自身の上着を破って脱ぎ捨てた。
豊かな乳房があらわになり、揺れる。
「王太子の留守中に・・・・
あなたが王太子のお気に入りの女を『寝とった』らどうなるかしら。」
「やめろ・・・・!」
ブルーに馬乗りになり、勝手にブルーの性器をつまみあげる。
食い込んだ爪の痛みに顔をしかめるとリリーが笑った。
「役に立つのかしら。王太子の『女』でも」
「やめるんだ!」
ブルーはリリーを押しのけた。
以外に力がはいり、リリーが仰向けに床に転がる。
ドレスのすそがめくれ、リリーの濃い恥毛があらわになった。
はっとして裾をかくす。
「この・・・男娼!」
リリーは短剣を抜き、ブルーに襲いかかった。
剣はブルーのすぐ耳の脇をかすめた。かろうじてのがれる。
リリーはまた剣を振りかざす。ブルーは身をかわし、リリーの後ろに回り込み、手首をつかんだ。
壁に手首をたたき、剣を落とす。なおも拾おうとする身体を抱きとめ、手をひねる。
リリーがうめく。
同時に足で短剣を蹴り、部屋の隅に転がした。防御のため反射的に身体が動いた。
以外に力のでる自分に驚き、やはり女性とは違うのだと自覚した。
「なによ、女も抱けない腰ぬけなの!?なんであんたなのよ !
あたしのどこがいけないのよ!!」
泣きながらリリーがわめく。
ブルーはリリーを背中から抱きしめ、口を必死におさえた。
できるだけ、落ち着いた声で耳元で囁く。
「リリー、僕を罠にはめてどうする。
僕を追い出したいのだろうけど、君もここにいられなくなるよ。」
リリーは振り返って叫んだ。
「あたしはただ悔しいだけよ!」
「もう、あたしは棄てられたのよ!街一番の売れっ子の踊り子だったのに!
後宮に入れて嬉しかったのに!」
リリーは崩れ落ち、泣きだした。
ブルーは落ちていたベールを拾い、リリーにかけてやった。
「そういう・・・気性の激しいところが王太子の目に留まったのだろう・・・。
・・・・君は混血だね。街じゃ苦労しただろう?」
リリーの泣き声が小さくなった。
「僕だって男さ・・・・君みたいな魅力的な女性に迫られたら理性を保つのが難しいさ。
さっきは本当に困った。」
「あんた・・・何者なの・・・・・・。みんなあんたのこと赤目の悪魔って呼んでるわ。」
「さあ・・・僕にも自分が何者かわからない・・・だから買われたんだろう・・・」
ブルーは遠い目をした。
「リリー。僕になんか嫉妬しなくてもいい。
僕は『金で買われたもの』だ。
僕を抱くのも彼の一時の『気まぐれ』だろう。
そんな僕がずっと王太子の興味を惹けるとは思わない。
王太子は・・・キースはあんなだけど、本当は優しい娘(こ)が好きなんだ。
いつか『本当の愛』に気付くときがくるだろう・・・・」
リリーはブルーを改めて見た。
「・・・あんたが・・・なぜ王太子様に気に入られてるかわかった気がするわ・・・」
緑の大きな目を伏せる。
「淋しかったのよ。前は・・・いつもあたしのところに来てた。
キース王太子様が来なくなってずいぶんになる。」
「・・・・・・」
「若い娘が来たのだと思えば、男だっていうじゃない。
悔しいけどあなたは私たちの誰よりもきれい・・・・
それに優しいし・・・・・・使用人たちも噂してたわ。」
ブルーは困った顔をした。
「でもやっぱり悲しいの。待ってるだけの私って何?
どんなに着飾っても香を焚き締めても、寝屋の技術を磨いても、興味がなくなれば棄てられる」
「大丈夫・・・・
キースは『普通』の男性だ・・・・元にもどるさ。」
ブルーは微笑み、リリーのそばにかがみこんだ。
「僕を襲ったことは誰にも言わないから、僕の頼みを聞いてくれる?」
ブルーはおもいついた「いたずら」を耳打ちした。
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ブルーの笑顔は100万ドルの輝き・・・・・
リリーのモデルはララァかなあ。インド系の情熱的美女ってかんじでしょうか。
でももっと大人っぽいイメージかな。あ、ヴァイパかもしれない。
キースの周りには風変りな「美人」が多いという感じでしょうか。
七夕だったので、キースとブルーを再会させようとしたけど、また次回。
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